持続化給付金申請時の不備について

中小企業庁が注意喚起を行っています

すでに多くの方が申請をされ、受け取った方もいらっしゃるかと思いますが、経済産業省中小企業庁は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた中小企業・個人事業者に給付金を支給する「持続化給付金」の申請に関して、「よくある不備」HP上で公開しています。

5月1日の申請開始以降、多くの「不備」が発生して給付金を支給が遅れているケースがあるようです。

添付書類全般にわたる不備として

・添付ファイルにパスワードが設定されている
・画像がぼやけて情報が判読できない
・撮影時の角度により必要な情報が撮影範囲から見切れている
・申請している法人とは別の法人の書類が添付されている

 

各添付書類の不備については以下のような不備が掲載されています。

【確定申告書】

・確定申告書の第一表ではなく、消費税の確定申告書が添付されている
・該当する年度のものではない古い確定申告書が添付されている
・申請画面で入力した売上と、確定申告書に記載されている売上が異なる
・法人概況説明書1枚目に売上の記載がない
・法人概況説明書の2枚目に月別の売上の記載がない
・収受日付印がない
・e-taxの受信通知がない

 

【売上台帳】

・売上台帳の売上と、対象月の売上が一致しない
・売上台帳の月と、対象月が一致しない
・売上台帳ではなく、勤務日報、通帳の入金記録、請求書等を添付している
・今年の対象月の台帳ではなく、昨年の売上台帳を添付している
・添付された売上台帳の月が対象期間外(未来の日付)

 

【銀行口座】

・通帳の表紙、1-2ページ目以外のページが添付されている
・普通・当座以外の口座が登録されている ※貯蓄預金、定期預金、カードローン通帳はNG
・通帳の金融機関コードと登録された金融機関コードが一致しない
・通帳の支店コードと登録された支店コードが一致しない
・通帳の口座番号と登録された口座番号が一致しない ※桁数が足りない場合は先頭に「0」を足す
・通帳の口座名義と、登録された口座名義が異なる ※例えば法人格を省略あるいは屋号を書いてしまう

 

申請後、不備があった場合は登録されたメールアドレスに修正依頼のメールが届きます。しかも、何度申請しても不備が消えないとなると、不安になるのもわかります。ですが、そのような気持ちに付け込んでくる悪い業者がいるのも事実です。

不備メールの内容がよくわからないからといって、絶対に変な業者に代理申請を依頼しないように気を付けてください。持続化給付金の代理申請を有償で請け負えるのは行政書士のみです。行政書士資格のない方が有償で代理申請をされていることがありますが絶対に依頼しないようにしましょう。